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日々の積み重ねを後々の仕事に活かしてまたステップを上がっていく。フードコーディネーターに留まらない、カリナリーアドバイザーという新しい商品開発の職務について詳しく語っていただきました。

萩原 裕子さん / 外資系総合食品メーカー 商品メニュー開発


神奈川県出身。大学で食物学を専攻し、大手食品メーカーへ入社。もっと食を深く学びたいとシンガポールのクッキングスクールへ留学。インターンシッププログラムで現地レストラン勤務を果たし、語学をも自分の物にした上で、外資系菓子メーカーへ転職。商品開発・研究に力を注いだ。『食』への興味は留まるところを知らず、ベンチャーのフード専門企画会社に入社する。
そこでの仕事の中で企画、マーケティング、クッキング講師、フードディレクター、販促など、様々な職務をこなす。『食』を多方面からアプローチしていくことで、自分の知識を深めるとともに、食文化というもっと大きなものへの関心を抱く。現在は、世界の有名トップブランドである総合食品メーカーに転職、フードコーディネーターを超えたカリナリーアドバイザーとして、食に関する幅広い知識をもとに多岐にわたる活躍を果たしている。

今回で5回目の転職となりましたが、全て食に関する企画・商品開発でいらっしゃいます。『食』あるいは、『開発』という職務に強い想 いがあるのでしょうか?

そうですね。高校を卒業して大学を選ぶ時点で、漠然とではありますが『食』に関わりたいと考えていました。開発という仕事にこのときから興味があったんです。栄養士という選択も考えなかったわけではありませんが、私の中での栄養士は、事業所給食と結びついたイメージでしかなく、私の仕事への想いとは少し異なる気がしていました。そのため、大学では栄養食物学を専攻することにしました。
大学卒業を前に就職活動をするときには、『食品』『開発』という、かなりピンポイントで就職活動をしましたので、周りの友人達が次々と決まっていっても、私はなかなか内定をもらえずにいました。その時は「もしかして向いていないのではないか・・・」と落ち込んだこともありましたが、卒業までになんとか食品メーカーに内定をいただくことができました。
その会社では、開発というより研究に近い仕事をし、その後の会社でも商品開発に携わってきましたが、『料理』や『食』というものが本当に好きで、まだまだ知りたいこと、やりたいことが増えてきたんです。

でも、ずっと『食』に関わる企業で働いていらっしゃいますし、希望通りの会社に最初から入社されたわけですね。そんな中でなぜ転職 をされるモチベーション向上はどこからでしょうか

当初から、『食』に興味があったのですが、まだ漠然とした想いだったのだと思います。最初の会社もキーワードとしては希望通りだったのですが、開発と言うよりむしろ添加物等の研究に近かったんです。もっと最終商品と言うのでしょうか、コンシューマー向けの商品開発にも興味がありましたし、それとは別に『料理』や『食文化』という分野への興味が高まった時期で、海外への料理留学を志望し退社を決意しました。

もともとアジア料理に興味があり、シンガポールには東南アジア圏の色々な料理を学べる環境があったので、アメリカやフランスではなくシンガポールを選択しました。インターンシップで現地のレストランやホテルで働けるという制度があったことも留学の理由です。現地にしかないハーブやスパイス、野菜やフルーツなどと出会えることは本当に楽しく嬉しい毎日でした。アジア各国の料理を学び、食の研究に没頭したこと、様々な人々と知り合えたこと、そして、一人で海外に飛び出し生活するといった度胸がついたことが大きな収穫でしょうか。
帰国後、外資系菓子メーカーに派遣社員として入社し、後日、研究開発職として正社員登用されました。ただ私の目指していたコンシューマー向け商品開発とはいえ、「料理」に関することとは遠い分野で、私が求めている仕事ではなかったんです。段々に、自分の求めている仕事の輪郭が明確になってきた頃だと思います。そのため、この会社も退職することを決めました。

次に、フード専門の企画企業とでも言うのでしょうか、所謂ベンチャー企業に入社しました、一言で言えばフードコーディネーターなのでしょうか、販促やイベントの企画立案、マーケティング、プロデュース、営業や実務全てに関わるものでした。ここでの仕事は本当にハードで毎日終電で帰る日々でしたが、仕事内容としては私が望んでいた総合的な仕事を好きなだけできる、やっと見つけた職場でした。
しかし入社後結婚をし、ふとこの先の将来を考えた時、出産を含め色々なことがあると思いますし、労務環境によっては仕事とプライベートを両立できないかもしれない、という不安がありました。また、仕事に熱心になるほど、『食』のマーケティングという分野をもっと掘り下げた仕事をしたいという思いと、今までの『開発』という創造力を生かせる仕事に関わりたいという強い願いから、転職を決意しました。

萩原さんが、それだけ突き動かされる『食』『開発』あるいは『フードコーディネーター』とは、どのような仕事なのでしょうか?

おそらく、世間一般で考えられているよりもずっと地味な仕事だと思います。ひとつの製品が販売されるまでは、細かい試作の連続で根気も必要ですし、体力勝負の面もあると思います。五感をベストな状態で保たなければならないという点では、心身ともに元気でなければなりませんし、原材料や食材のロットは意外に大きいですから、重い物を持ち運んだりする肉体労働でもあります。また、アイデアや企画力といったものも必要ですかね。何となく流行っているから・・・だけでは決して売れる商品になりません。論理的な裏付けが必要とされます。特に最近の食に対する消費者の方の目は厳しいですからね。

また、仕事として関わるのは製品が発売されるまでの部分ですが、自分のアイデアを企画化して製品を創り上げるというという仕事は、非常にやりがいがありますし、結果がモノとして出来上がってくるので達成感も大きいです。
『フードコーディネーター』という言葉は幅広いですが、現在私が行っている『カリナリーアドバイザー』という仕事はフードコーディネーターのひとつではありますが、食に関わりある仕事を総合的にプロデュースするもので、開発や企画など、多分野での経験全てが生かせる仕事であると思っています。具体的には製品を消費者にPRするために、自社製品を使ったメニューを開発し、営業部と協力して商品の販売促進を行ったり、一般消費者向けの料理教室のコーディネート等もしています。

消費者の製品に対する意見を吸い上げ、それを開発や販促の部署にフィードバックするという、消費者とメーカーのパイプ役のような仕事で、メニュー開発から所謂コミュニケーション・マーケティングといったところまで関わる、実に幅広い内容の仕事です。

では、開発という仕事に携わっていてよかった!と思う嬉しい瞬間とはどのようなときなのですか?

開発の仕事に就く前の想像では、自分が関わった商品が発売されスーパー等で売られているのを見たら嬉しいだろうな、そう考えていました。でも実際は、モノそのものだけでなく、その商品の発売までに関わった様々な人に、「このプロジェクトに関わってよかったよ」と言われたときでしょうか。やはり人の反応が一番嬉しいですね。 もう一つは、開発という仕事に就いていると、知的欲求を追及したくなるのか、資格取得など、学ぶことにも興味が湧いてくるんです。特に今自分に必要だ、今とても興味があるというものに対してすぐ行動を起こすタイプで、以前は仕事が休みの土曜・日曜に大手料理教室で講師をしたり、留学後にはベジタブル&フルーツマイスター、スパイスコーディネーター、雑穀エキスパート、薬膳アドバイザーの資格を習得しました。 そうして『食』を通じて尊敬できる人と出会ったり、色々なことを学んでいくその場その場で同じような目的意識をもった方々と話をすることができ、知識を得ることの喜びと共に、同じモチベーションを持った仲間たちと刺激しあえる環境にいることがすごく楽しかったです。

そんな萩原さんが次なる転職を考えたとき、フードビジネスサービスと出会ったわけですが、どのようにお知りになりましたか?利用してみていかがでしたか?

ちょうど1年前ですか、インターネットで色々検索しているときにみつけました。
他社のサイトも利用してはいたのですが、食品業界は数ある業界の中の一業界でしかなく、その求人も職種別のものばかりで本当に情報量が少なかったんです。その点、フードビジネスサービスのサイトはフードサービスに特化しているだけあって、食品企業の中の職種で検索していくことができて本当に助かりました。
登録してみたらすぐに返信をいただいたんです。私は在職中でしたので、すぐには面談に来ることが出来なかったのですが、対応のスピードがとても速かったことが印象的でした。 また、やりとりしているうちに、私が求人に対し問合せをしたら、”お勧めできません”と言ったニュアンスの返信をいただいたこともありました。整合性がないままどんどん話を進めるやり方より、一瞬はショックを受けますが、客観的な立場から意見を言っていただき、自分のことを真剣に考えていただいていることがわかって嬉しかったです。それから、求人の情報がとても詳細な内容なので、その企業や、その職務内容をイメージしやすかったことが印象に残っています。

ありがとうございます。それにしても企業に巡り合えたとしても、面接で合格しなければなりませんよね。
萩原さんのように、一流企業ばかりを転職さなるには、面接の秘訣などがあるのですか?

秘訣なんてあるわけないじゃないですか! それよりもまずは自分自身を見つめ直すことが必要なのだと思いますよ。
面接の時には職務経歴書を書かなければなりませんよね。でも書ききれない、文字にはならない想いだったり、努力やお金、時間等がいっぱいあったと思うのです。それらをまず、全て書き出してみますね。このときどんな思いで働いていたか、勉強していたか、そんなことを全て書き出すことによって、自分自身を分析、再構築でき、等身大の自分を見つめることができると思います。 それから、面接の時に、気になっていることは質問して、納得してから入社するべきだと思いますね。 その企業に働く多くの人の意見を聞きたいけれど、面接官一人としか合えないわけですから、自分を知ってもらうだけではなく、こちらもその企業を知る必要があると思うのです。HPとか見ることはできますけど、イメージでしかないわけですから、文字ではない現状のありのままを聞いておきたいですよね。そして、社風や、職務内容などが本当に自分に合うのか否かを見極めなければならないと思んです。

なるほど、とても参考になりました。最後に、これから転職される方の励みになるような言葉をいただけないでしょうか。

私の最終目標は、これまで勉強してきたこと、経験してきたことを活かしながら、”日本の『食』というものを良くしていきたい”という大きな目標があるんです。
そうは言っても大きすぎますから、その下にもっと実現可能な小さな目標を持ちながら少しでもその最終目標に近づけたいと考えています。そのために常に心に留めている3Cという言葉があります。《3C=CHALLENGE・CHANCE・CHANGE》です。
《挑戦することを忘れてはいけない・機会を逃さない・変えていこうとする気持ちを持ち続ける》この3つの気持ちが大切なんだと常々考えています。
例えば、将来メニュー開発になりたいと考えているならば、レシピコンテストに応募して研鑽を積むという手もあります。プライベートの時間をどう使うかがポイントなのではないでしょうか。使い方を変えれば、きっと自分自身も変えることができると思いますよ。常にモチベーションを高く持ち、その気持ちを維持し続けることが大切なんだと思います。

『生涯食に関わっていたい、自分が関わることで、日本の食文化を少しでも良い方向に動かしたい』
そんな壮大な夢を語ってくださった萩原さん。ぜひ、これからも日本の食文化のために頑張っていただきたいと思います。

企画制作/株式会社フードビジネスサービス



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